日焼け止めもアロマでナチュラルに!アロマクリームの作り方と人気アイテム6選
無添加の化粧品が流行っている昨今、日焼け止めもナチュラルな素材からできたものを使いたいという人が増えています。敏感肌の人や赤ちゃんでも使えるアロマを使った日焼け止めアロマクリームの作り方と人気のアイテム6選をご紹介します。
2022年05月19日更新
記事の目次
[1]お肌に優しいアロマの日焼け止めが今人気です
化粧品やシャンプーなどスキンケア関連は無添加や天然素材のものをよく見かけるようになりましたが、市販の日焼け止めでも徐々にナチュラルな素材を使用したものが増えてきています。
自然派素材で作られるアロマの日焼け止め効果
天然素材で作られる日焼け止めには保存料や香料などが含まれないため、ノンケミカルで肌に負担がかかりにくいメリットがあります。使用されている精油やキャリアオイルが肌に合わない可能性はありますが、肌荒れの原因が香料や保存料に使用されている化学物質であることも多いものです。普段使っているコスメを自然由来の化粧品に変えたら肌荒れが治ってきたという経験がある人は、日焼け止めも見直してみると良いでしょう。
アロマクリームの日焼け止めはキャリアオイルと精油を混ぜて乳化させたものが一般的ですが、キャリアオイルでも一般的な日焼け止めと同じような効果を得られます。日焼け止めに表示されているSPFは「肌を焼けさせる紫外線B波を防ぐ効果指数」のことで、日焼け止めを塗らない場合と比較して、肌の炎症をどれぐらいの時間まで防ぐことができるかを差しています。
キャリアオイルで作る日焼け止めはSPFが10から20程度のことが多いのですが、この数値でもこまめに塗りなおせば日焼け止め効果は得られるということになります。キャリアオイルとして使う植物油には有効成分も含まれています。使用するオイルにもよりますが老化防止や肌にハリやツヤを与えてくれるものも多いので、得たい効果に合わせてキャリアオイルを選ぶというのも良いでしょう。
アロマの日焼け止めは赤ちゃんでも使える?
赤ちゃんの肌は大人に比べて皮膚が薄いので日に焼けるとすぐ赤くなることがあります。一般的な日焼け止めには「紫外線吸収剤」という皮ふの上で化学反応を起こす成分を使っていることがあります。この化学反応や、化学反応後の物質が皮ふの刺激になってしまい肌が荒れてしまうことがあります。アロマの日焼け止めは天然素材のみを使用して作るものが多いため、赤ちゃんの肌に負担をかけにくいものになっています。パッケージに「赤ちゃんにもつかえる」と明記されているものを選ぶと安心ですね。
[2]自分で作れるシアバター入りアロマの日焼け止め
アロマの日焼け止めクリームは自分でも作ることができます。基本的な作り方と材料をまとめてみました。
アロマの日焼け止めの材料は?
- ホホバオイル:小さじ1
- シアバター:小さじ1
- オリーブ乳化ワックス:小さじ3/4
- グリセリン:小さじ1
- 精製水:30ml
- 超微粒子二酸化チタン(油溶性のもの)
- 超微粒子酸化亜鉛(アミノ酸):小さじ1/2
紫外線A波、B波を両方ブロックするために、二酸化チタンと酸化亜鉛を使用しています。超微粒子二酸化チタンと超微粒子酸化亜鉛は楽天市場などの通販サイトや、手作り化粧品専門店などで購入することができます。
用意する道具
- ガラスのビーカー大、小
- 計量スプーン
- 電動ホイッパー
- マドラー
- 湯専用のお鍋
- 保存容器
作り方
- シアバター、ホホバオイル、オリーブ乳化ワックスをすべてビーカー大に入れて、湯煎にかけます。
- 同じようにグリセリンと精製水もビーカー小に入れて湯煎します。
- シアバターが解けて液状になったら次にビーカー大の方に超微粒子二酸化チタンと超微粒子酸化亜鉛を数回に分けてマドラーで混ぜながら入れます。
- 良く混ざったら、ビーカー小の中身を数回に分けながらビーカー大に入れてなじませます。
- 混ざったら電動ホイッパーを使ってよく泡立てましょう。好みの硬さになったらアロマオイルを2、3滴なじませ、保存容器に入れたら完成です。
アロマの日焼け止めにおすすめの精油
日焼け止めクリームに精油を加えると、その精油の効果により日焼け後の皮膚の炎症を防いでくれるものがあります。おすすめはラベンダーやカモミールジャーマン、カモミールローマン、ティートリー、ペパーミントなどです。ティートリーはスッキリしているので男性でも使いやすい香りに仕上がります。
また、ラベンダーはやけどの炎症などにも効くのでおすすめです。ペパーミントは清涼感が肌に強すぎて負担になることがあるので、ボディ用など顔から遠いところから使ってみてください。皮ふの修復を助けてくれる精油としては、フランキンセンス、ネロリ、サンダルウッド、ゼラニウムやローズなどがあります。日焼け止めに入れられる精油は数滴なので、あまり複数種ブレンドはせず、シンプルな配合にしましょう。
保存方法と注意点
手作りの化粧品は自己責任で使用するものになります。必ず目立たないところでパッチテストしてから使用するようにしましょう。お肌に合わないと思ったらすぐに使用を中止してください。また、保存する場合は冷暗所に保存して、早めに使い切るようにしましょう。保存料は含まれていないので、1週間程度で使い切れる量を作ることをお勧めします。
[3]お店や通販で購入できるアロマの日焼け止めクリーム人気アイテム6選
手作りアロマクリームは用意するものが多くてちょっと手がつかないという人におすすめなのが市販のアロマ日焼け止めクリームです。今人気のアイテムを6つ集めてみました。
ママバター UVケアクリーム アロマイン
敏感肌の赤ちゃんや妊婦さんの肌に使え、乾燥しがちな大人の肌への浸透・保湿力を追求して生まれたのがママバター。天然由来保湿成分・シアバターをメインの保湿成分で使用しており、 高品質なのに使い続けられる価格帯でママたちに人気のコスメブランドです。 「UVケアクリーム アロマイン」はシアバターを5%配合し、肌のうるおいを与えながらUVケアをしてくれます。虫が嫌がる成分の入った精油がブレンドされているのでキャンプやアウトドアにもおすすめです。SPF25、PA++です。
ママバター UVケアミスト アロマイン
先にご紹介したママバターのUVケア製品で、ミストタイプになっているものがこちらの「UVケアミスト アロマイン」 。ミストタイプなので顔・体・髪にすべて使うことができ、お化粧をした後の塗りなおしも簡単です。虫の苦手なシトロネアやゼラニウムなどのエッセンシャルオイルが独自のブレンドで配合されています。こちらもSPF25、PA++です。
沖縄子育て良品 アロマの日焼け止めDX
開発者が子どものアトピーに悩みを抱えていたママで、「子どもたちに安心で安全なものを与えたい」「良い商品を開発し、販売したい」と2004年から始めたのが沖縄子育て良品です。特に沖縄県産にこだわり商品開発や仕入れを行っており、赤ちゃんから大人まで安心して使える商品を提供しています。夏の人気商品No,1の「アロマの日焼け止めDX」は、紫外線吸収剤は使用しておらず散乱剤のみで紫外線カットをしてくれます。沖縄産アロエベラで保湿効果を、月桃葉で静菌作用をもたらしてくれ、さらに防腐剤代わりのローズマリーや、天然のミネラル成分を含有している沖縄久米島のニガリを配合しています。精油は心を落ち着かせてくれるラベンダーです。石鹸で簡単に洗い落とせるのも、子どもたちに安心して使える大きなメリットですね。SPFは24、PA+++です。
ヴェレダ エーデルワイス UVプロテクト
スイス生まれのヴェレダは現代のオーガニックコスメのルーツとも言われ、その代表作であるオイルは世界中の人々に愛されています。そんなヴェレダの「エーデルワイス UVプロテクト」は今年リニューアルされ、さらに使いやすくなりました。紫外線から肌を守りながらも、エーデルワイスのエッセンスとアロエベラがしっとりと保湿、肌を引き締めてくれます。肌の色や肌質を選ばず、一年中心地よく使えるオーガニックの日焼け止めクリームです。容量も90mlタイプが出て、全身や家族で使いやすくなりました。SPFは38、PA++です。
エルバビーバ チルドレンサンスクリーン
1996年、カリフォルニアで誕生したエルバビーバは、「未来の子どもたちのために」という想いとともに、自然で、オーガニックなスキンケア製品をお届けすることをミッションとしており、その製品にはいっさい合成着色料や、合成香料、合成界面洗剤を使用しないと約束しています。赤ちゃんから大人まで、安心して使える製品づくりをしており、チルドレンサンスクリーンもそのこだわりを反映させ、100%ナチュラルな成分を使用しSPF30、PA+の日焼け止めを実現しています。カモミールとラベンダーのエッセンシャルオイルを使用しており、穏やかな香りがするため、日焼け止めのニオイが苦手な方でも安心して使えます。
フォーファム アウトドアUVミルク
家族全員で使えるFamily cosme ブランドフォーファム。楽天市場のキッズ・ベビー・マタニティ部門のランキング1位を獲得している「アウトドアUVミルク」は虫が嫌う精油を100%天然由来で配合しており、さらに保湿や保護成分、6種類のセラミドを配合しています。日本でよく見かける蚊であるヒトスジシマカの忌避試験まで行っているのは信頼できます。赤ちゃんから大人まで家族みんなで使えて、伸びが良く、白浮きしないのもポイントです。SPF30、PA+++です。
[4]アロマの香りで心地よく、紫外線から肌を守ろう
肌にやさしく、保湿成分や精油由来の効果を持ったアロマの日焼け止め。アウトドアやキャンプなどでは虫よけ効果のある精油の配合された日焼け止めクリームがあると安心です。紫外線から肌を守りながら、外出やイベントを楽しみましょう。